KUMAUHEI WORKS CAUTION!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! vol.4テキスト版
part2『貼紙紹介・破』
ブックアート作品『注意!-京都貼紙地図-』を紹介するUstreamの
放送内容をテキスト化したものです。
vol.4 では、
作品に使用した貼紙の一部を紹介します。
作品本体の中では、ほとんど語られない
(というか、切り刻まれてめちゃくちゃに
貼り合わされてるのでほとんど何かわからない)
貼紙の内容、使用される素材への考察、
貼紙を書いた人(貼り主)のその時の感情を
勝手に想像、など
たくさん貼紙を紹介する盛りだくさんの内容です。
(part1からpart3までだいたい同じトーンです。)
作品に使用した貼紙の一部を紹介します。
作品本体の中では、ほとんど語られない
(というか、切り刻まれてめちゃくちゃに
貼り合わされてるのでほとんど何かわからない)
貼紙の内容、使用される素材への考察、
貼紙を書いた人(貼り主)のその時の感情を
勝手に想像、など
たくさん貼紙を紹介する盛りだくさんの内容です。
(part1からpart3までだいたい同じトーンです。)
出演
KUMAUHEIWORKS(以下:隈)画面左下
なんしーさん(以下:な)声の出演
隈:次は、交通関係にいきたいと思うんですけど
これは、よくある飛び出し坊やですよね。
飛び出し坊やという呼び方は良くないというふうに
今は言われているらしくて、
な:へえ
隈:なぜでしょう。
な:(子供が)飛び出すこと前提になってるから?
隈:そうですね。だから、安全坊やって言わなきゃいけない
ってみうらさんが言ってましたね。
な:なんか障害の害をひらがなにするのか漢字にするのかみたいな
そこじゃないやろみたいな感じしますけどね。
隈:これは、よくある売ってるやつですけど、
ガレージの奥に置いてあるっていう…。
な:w
意味がない…
隈:ちなみに、四条界隈には
飛び出し坊やは、ほぼほぼないですね。
な:なるほど。
隈:あと2件あっただけだと思います。
というのは、これは
住宅地とか学校があったりとかで
子供がいっぱいいる場所に多くて。
京都だと伏見区とか山科区とか。
精華大学の近くの岩倉のあたりにもまあまあ多かったですね。
ほんとに多かったのは滋賀県ですね。
だから、京都の周辺で子供はよく飛び出す。
な:wいやそういうことでは…
子供が多い住宅街に多い?
隈:まあ、そういうことなので
四条界隈だといらなくて、奥のほうにしまわれたりしちゃう。
なんか外に置いておくのも(まわりに)なさすぎて恥ずかしいとか…
PTAのお母さんが描いた気持ち悪いドラえもんとかアンパンマンとか
コナンくんとかエレキッドとかがありますけど
そういうのはあんまり見なかったですね。
アンパンマンは一体見ましたけど。
な:アンパンマンは、飛び出すっていうか飛べるからあんまり…
隈:車とは関係ないですね。
あんこは飛び出すかもしれないですけどね。
な:あんこね。
隈:ええっと、
これも交通関係×劣化関係でぐっしゃぐしゃになってるんですよね。
読めない状態になっていたりとか
あの・・
さっきのマンションの話で、
「女性・青少年が生活しています。
ピンクチラシを入れないでください」
っていうね。
な:はいはい。
隈:おっさんが住んでたらいいのかっていう話ですよね。
な:そうですよね。
おっさんでも困りますし、
そういう事じゃないだろうっていうね。
おばあちゃんやおじいちゃんだって嫌でしょうしね。
隈:おばあちゃんは女性に含まれているんじゃないですか。
な:そうかw
隈:なんなんでしょうね。この管理人さんの
倫理観なんでしょうね。
な:そうですね。
あれですよね。
ピンク(チラシ)だけがダメなんですよね。
ピザ屋とかはいいんですよね。
隈:ピザ屋はいいんじゃないですか。
今度は、自転車なんですけど
これは結構・・全体の中でも
僕が気に入っているっていうか、
これ書いた人とは友達になれないだろうなっていう
意味で気に入っているんですけど
な:なれないんだ。
隈:「自転車バイクの放置には
当方の意ままに即処分します。
要望あれば契約は可。」
「当方へのセールスなどは
固くお断り。
一切拒絶します
ご利用の件のみ対応中」
な:wなるほど。
なんかすごいごちゃごちゃしてますね。
隈:そう。
な:これは、すごい校正を入れたいですね。
隈:校正をいれたい文章っていうのは
けっこう出てきますよね。
な:そうですよね。
隈:ヤバい人(つまり)貼紙の名手は
基本的には、怒って書いているので
文章はすごく間違ってます。
な:走り書き感がね。
隈:送り仮名を間違っている事がすごく多いですよね。
な:はいはい。
隈:怒っている人はね。
しかも、看板屋に頼んだやつで
間違っているのも普通にありますし。
な:指摘してあげればいいのにね。
隈:まあ、仕事なんで
(オーダーどおりに)やるんじゃないですか。
な:機械的に。
隈:ちなみに、これの置かれている状況は
月極のガレージの中でそこで、
場所柄勝手に自転車やら停めはる人がいはると。
そこで、勝手に停めることはやめてくれっていうのを
書くだけじゃなくて
あの・・・なんて言ったらいいのかな。
上に立とうとするんですよね。
な:うんうん。
なるほどね。
隈:契約するなら停めてもいいぞ。
まず前提として間違っているのは
実は、土地の所有者っていのは
その土地にバイクとか停められたとしても
それを処分する権利っていのはないんですね。
JRの敷地内に自転車放置する人が多くて
JRが処分できなくて困っているということも
あるんですけど
ほんとは、鍵かかってなくて自由に行き来できる場所(屋外)っていうのは
違法駐車側から見ると道路と同じに
見なされるみたい何ですよね。
違法ダウンロードするけど、
違法だとは思ってませんでした。っていうのと同じで
だから、不法侵入じゃなくて
ただの駐車違反になる扱いらしいんですね。
(というのを、DOMMUNEで同じ事をやっている人が
トークパートで出ていて
質問したら、そのように答えていただいたので
たぶんあってると思います。)
しかも、これは
ご利用の件のみ対応中って言ってて
自転車とか放置するのと全く関係のない
当方へのセールスお断りっていうのを
同じ文章に入れて同じ文脈として扱っているのが
・・・
なんともいえないんですけど。
な:うんうん。
隈:こないだのLife
「動員と革命」の回で
旧来的な市民運動の人って
デモをする時にワンイシューじゃなくて、
「原発反対」っていうのをやるんだったら
「憲法九条」のこともやっとこかって
な:盛り込む感じね。
隈:うん。
そういうのを「せっかくだからデモ」っていうふうに
表現されていましたけど
結構それに近いことがあって
(ほんとに近い感覚かは僕の勝手な想像ですけど)
な:なんか、年齢的なこともあるかもしれないですよね。
こういうことを書きたがるのは。
隈:これは「せっかくだから貼紙」っていうふうに
言ってもいいのかなって思いますね。
な:なんかあとは、ちょうどタイムリーだったんじゃないですか。
怒っているときに。
セールスが着たのかもしれないし。
隈:自転車も置かれるわ、セールスも来るわっていう。
な:ふざけるんじゃないわよって。
あ、でも
これ字的に男の人っぽいかな。
隈:ぽいですね。
ちょっとその辺は微妙ですけど。
あの・・・
だからこれを見つけたときはテンションがあがってしまって。
な:でもほんと絶対相容れないでしょうね。
隈:嫌いだなーと思って。
な:「当方の意ままに処分します」っていうこの上から感ね。
隈:「の」が抜けてるんですね。
(名手は)「てにをは」も間違えますよね。
な:書き足してるんですかね。
隈:字が細いとこと太いとこがありますね。
(「当方へのセールスなどは」と「一切拒絶します」の間に
「固くお断り」を後から書き足しているように見えます。
「ご利用の件のみ対応中」も同様に)
な:そうですね。
隈:一枚に時間かけすぎましたね。
な:w
隈:次はちょっとなんかほのぼの系ですけど
弓道場があって
「矢が飛んできます!危険」
っていうので
な:あぶない・・
危ないけどこのスーパー感すごいな。
隈:なんかこれって何で作ったのかなっていう。
な:wardじゃないですか?
隈:wardでこんなことできるのかな。
矢の形にうまいこと切ってあったりするけど…
な:ああ、ちょっと高等っぽいね。
隈:でも、イラレじゃないんですよね。
な:え、フリーソフトなんですかね。
隈:なんか昔地元のミニコミ紙を作るっていうバイトをしていた時に、
Windowsで「編集長」っていう…
な:え、ダサい…
隈:InDsignの簡易版みたいな
日本製のソフトをつかってましたね。
あるんですよそういうあんまりプロが使わないようなやつが。
な:でも、ミニコミ界では有名なのかも…
隈:そうなんですかね。
なんか、おばちゃんとかが
そういうの作ろうってなった時に
どこからか知らないですけど
パソコンに詳しいおじさんとかっていうのが
出てくるんですよ。
その人が、いろいろ調べた結果
これは、安くて使いやすくて
一応やっていけるみたいだっていうことで
これにしたら?っていうので決まってたりとかね。
な:なるほど
なんか適当に調べて
実は違法ダウンロードしてたりする人もいますよね。
なんかフリーソフトと思って入れたんですけど…っていうのを
よく見たら、あんたそれ違法ダウンロードしてんでっていうのが…
隈:フフビのソフトやでっていうのがね…
昔は、アクティベーションとかなかったから…
あと、自転車とめる系で文章おかしいなと思うのは
「警告!
この場所は撤去して通報します」
っていう
あの…何が、って思ったんですよね。
これ、わかんないじゃないですか。
な:はい。
隈:でもこの目の前に自転車が置いてあったら
これが成立しちゃうんです。
な:たしかに。
隈:だからインスタレーションなのかなってw
な:なるほど…
…インスタレーション?
(違うやろ)
今なるほどって言ってしまった。
すごい無責任に。
「この場所は撤去して通報します」
ってなんなんやろうな。
隈:何をって思うんですけど
書いて無くて
でも目の前に自転車が置いてあって
そしたら意味が分かるんですよ。
だから、全部を言わない表現に見えるっていうか
(インスタレーションをひきずっている)
な:そうなん・・
文章としておかしいですよね。
隈:うん。おかしいおかしい。
な:これもあれですね。
怒りにまかせた系ですかね。
隈:これ3枚は貼ってありましたね。
な:こわー。
隈:目的語を抜く表現って
会話の中では普通に使われているので
この貼紙もある種しゃべり言葉のように
書かれたものなのではないか。
な:これこそ女の人なんじゃないのかって。
頭の中で、主語とかあるんだけど
自分の頭の中で思いついたことをばーって
しゃべるから
結局何が言いたかったん?
ていうか何のこと言ってんの?
っていう、のをね女の人はよくやりますよね。
ちなみに…
隈:なんですか?
な:さっきの「編集長っていうの筆まめシリーズなんですってよ。
みんなが年賀状つくるやつ。
隈:なんかそんなことだったと思います。
それのシリーズの編集長なんだ。
な:編集長おもしろそー。
隈:編集長ね…
案外使い勝手は悪くないっていうか。
どんだけ画像貼っても、動作が重たくならないところとか。
な:体験版今度入れてみようかな。
なんかねえ。
長尺にも対応
学校新聞、社内報から
店舗のPOPや小冊子もOKって書いてあります。
隈:使用感でいうと、
けっこう画像入れたりページ数増やしたりしても
案外重たくならないし
すごいカスペックのWindows2000とかつかってても
普通にさくさく動くっていう。
だけど厳密なことはできなんですよね。
な:なるほどね。
隈:今ちょっと画像を見渡してみたところ
そこそこ並び順になってるんですけど
けっこう前後しているので、
Ustはこの今の並びでやって
あとからテキスト版でまとめる・・っていう感じでやります。
(この発言は、この時の気まぐれで
実際のテキスト版は配信時と同じ並びになっています。
な:はい。
隈:次に出てきたのは
こういう多重貼紙なんですけど
というか…
これは、いっぱい書いてありますけど
全部同じことが書いてあります。実は。
な:同じこと?
隈:読んでいくと
「部外者は駐車禁止 警察に通報します。」
「バイク・自転車シールの貼っていない物は警察に通報します。」
な:ガラス窓の前後で見せるっていう高等テクも使ってますね。
外側に貼って、内側にも貼ってある。
隈:「自転車バイクを置いている方、入居者の方は
シールを取りに来てください
その他は警察に通報します。」
なんかねいろいろ見ていくと言葉遣いが
徐々に変わっていってるんですよね。
最初は
「シールを取りに来てください→警察に通報します」
という順番だったのが
「警察に通報します→シールを取りに来てください」
に変わっていって
最後のほうになると
短くなっていて
「部外者は駐車禁止。警察に通報します。」
っていう2行になっています。
字も汚くなっているし。
な:いいかげん言うこときかんやつばっかりやっていうこと
なんじゃないですかね。
隈:しかも全部残してあって
なんかふつうは、今までの例を見ていくと
一回書いたけど放置してしまうっていうのが多かったですが
ここの人は、何枚も書いてる。手書きで、
しかも、面白いのは(ガラス窓の)裏側にもあって
最初はそこから始まったのかもしれないですね。
な:そうですね。
隈:ガラス越しに安全なところから
注意していた。
な:うんうん。まだ、「ガレージ空きあります」とかっていう
余裕がありますからね。抱き合わせで。
隈:それがどんどん表に出てきて、
書く順番なんかも変わってきて
2センテンスになってしまう。
な:ねちっこそうですよね。
隈:ちなみに、このパターンは
もう一方いらっしゃるんですよ。
この界隈に。
な:もう一方。
隈:あっちのほうがすごかったですね。
これは、一枚の平面上で完結しているんですけど
もう一方は空間を使って表現されているんです。
な:なるほど。
隈:同時に紹介できるとよかったんですが
前後しているもので…
さっきのライオンシリーズですけど、
ライオンはこの界隈に2匹…や、2頭いて
こっちは子供をびっくりさせてるんですね。
な:なるほど、なんか危機感がないではない感じですね。
隈:なんでしょうね。これは、
な:あんま怖くないですよね。
かわいいですよね。
隈:子供向けなのかな…
な:「犬の糞をさせないでください」っていうのも
貼ってありますね。
隈:おざなりな感じですね。
基本的に一回貼ったら放置されてしまうので
貼紙とかで、人は言うことを聞かないから
だんだんどうでもよくなってくるんですよ。
な:ひどい…
隈:次は、安全坊やですね。
な:坊やじゃないし。
隈:安全少女。
な:w
隈:これはさっき話していたように
飛び出し坊やっていのは、もともと
車に乗っている人にたいして
ここは子供が飛び出しますから
気を付けてくださいっていうものだったのが、
子供がそもそも飛び出すなっていうふうに
転化していったんですよね。
飛び出し坊やっていうは。
そうやって安全坊やになっていったっていう経緯が
おそらくあると思いますけど、
なんかこれは
さっきのと意味合いが違ってきてしまっているんですね。
似ているけど。
な:目ががちゃがちゃしている。
なんか胸のところに張ってありますね。
隈:これは、子供110番的な
わんわん通報隊っていう
時々家の玄関なんかに貼ってあるんですよ。
な:へえ。京都ではそういうのがあるんだ。
隈:五条警察がやってるみたいです。
な:靴下に穴が開いてる感じですね。
隈:ええっ 靴がやぶれてるんじゃないですか?
な:べろんと。
けっこういいとこの子かもしれないですね。
カッターシャツ着てるし
隈:ああ
でも目の位置ずれてますね。
な:がちゃ目なんですよね。
隈:あれですね…せっかく構成したのにばらけてしまっていて
これを(そのまま)やるのが忍びないわ…
な:意外とでも おもしろいからいいんじゃないですかね。
楽しくなってきていますよ。
隈:ほんとですか。
次に何が出るのかわからない的な?
な:そうそう。
隈:じゃあまあそういうノリで。
な:はい。
(part3に続きます)
なんしーさん(以下:な)声の出演
隈:次は、交通関係にいきたいと思うんですけど
これは、よくある飛び出し坊やですよね。
飛び出し坊やという呼び方は良くないというふうに
今は言われているらしくて、
な:へえ
隈:なぜでしょう。
な:(子供が)飛び出すこと前提になってるから?
隈:そうですね。だから、安全坊やって言わなきゃいけない
ってみうらさんが言ってましたね。
な:なんか障害の害をひらがなにするのか漢字にするのかみたいな
そこじゃないやろみたいな感じしますけどね。
隈:これは、よくある売ってるやつですけど、
ガレージの奥に置いてあるっていう…。
な:w
意味がない…
隈:ちなみに、四条界隈には
飛び出し坊やは、ほぼほぼないですね。
な:なるほど。
隈:あと2件あっただけだと思います。
というのは、これは
住宅地とか学校があったりとかで
子供がいっぱいいる場所に多くて。
京都だと伏見区とか山科区とか。
精華大学の近くの岩倉のあたりにもまあまあ多かったですね。
ほんとに多かったのは滋賀県ですね。
だから、京都の周辺で子供はよく飛び出す。
な:wいやそういうことでは…
子供が多い住宅街に多い?
隈:まあ、そういうことなので
四条界隈だといらなくて、奥のほうにしまわれたりしちゃう。
なんか外に置いておくのも(まわりに)なさすぎて恥ずかしいとか…
PTAのお母さんが描いた気持ち悪いドラえもんとかアンパンマンとか
コナンくんとかエレキッドとかがありますけど
そういうのはあんまり見なかったですね。
アンパンマンは一体見ましたけど。
な:アンパンマンは、飛び出すっていうか飛べるからあんまり…
隈:車とは関係ないですね。
あんこは飛び出すかもしれないですけどね。
な:あんこね。
隈:ええっと、
これも交通関係×劣化関係でぐっしゃぐしゃになってるんですよね。
読めない状態になっていたりとか
あの・・
さっきのマンションの話で、
「女性・青少年が生活しています。
ピンクチラシを入れないでください」
っていうね。
な:はいはい。
隈:おっさんが住んでたらいいのかっていう話ですよね。
な:そうですよね。
おっさんでも困りますし、
そういう事じゃないだろうっていうね。
おばあちゃんやおじいちゃんだって嫌でしょうしね。
隈:おばあちゃんは女性に含まれているんじゃないですか。
な:そうかw
隈:なんなんでしょうね。この管理人さんの
倫理観なんでしょうね。
な:そうですね。
あれですよね。
ピンク(チラシ)だけがダメなんですよね。
ピザ屋とかはいいんですよね。
隈:ピザ屋はいいんじゃないですか。
今度は、自転車なんですけど
これは結構・・全体の中でも
僕が気に入っているっていうか、
これ書いた人とは友達になれないだろうなっていう
意味で気に入っているんですけど
な:なれないんだ。
隈:「自転車バイクの放置には
当方の意ままに即処分します。
要望あれば契約は可。」
「当方へのセールスなどは
固くお断り。
一切拒絶します
ご利用の件のみ対応中」
な:wなるほど。
なんかすごいごちゃごちゃしてますね。
隈:そう。
な:これは、すごい校正を入れたいですね。
隈:校正をいれたい文章っていうのは
けっこう出てきますよね。
な:そうですよね。
隈:ヤバい人(つまり)貼紙の名手は
基本的には、怒って書いているので
文章はすごく間違ってます。
な:走り書き感がね。
隈:送り仮名を間違っている事がすごく多いですよね。
な:はいはい。
隈:怒っている人はね。
しかも、看板屋に頼んだやつで
間違っているのも普通にありますし。
な:指摘してあげればいいのにね。
隈:まあ、仕事なんで
(オーダーどおりに)やるんじゃないですか。
な:機械的に。
隈:ちなみに、これの置かれている状況は
月極のガレージの中でそこで、
場所柄勝手に自転車やら停めはる人がいはると。
そこで、勝手に停めることはやめてくれっていうのを
書くだけじゃなくて
あの・・・なんて言ったらいいのかな。
上に立とうとするんですよね。
な:うんうん。
なるほどね。
隈:契約するなら停めてもいいぞ。
まず前提として間違っているのは
実は、土地の所有者っていのは
その土地にバイクとか停められたとしても
それを処分する権利っていのはないんですね。
JRの敷地内に自転車放置する人が多くて
JRが処分できなくて困っているということも
あるんですけど
ほんとは、鍵かかってなくて自由に行き来できる場所(屋外)っていうのは
違法駐車側から見ると道路と同じに
見なされるみたい何ですよね。
違法ダウンロードするけど、
違法だとは思ってませんでした。っていうのと同じで
だから、不法侵入じゃなくて
ただの駐車違反になる扱いらしいんですね。
(というのを、DOMMUNEで同じ事をやっている人が
トークパートで出ていて
質問したら、そのように答えていただいたので
たぶんあってると思います。)
しかも、これは
ご利用の件のみ対応中って言ってて
自転車とか放置するのと全く関係のない
当方へのセールスお断りっていうのを
同じ文章に入れて同じ文脈として扱っているのが
・・・
なんともいえないんですけど。
な:うんうん。
隈:こないだのLife
「動員と革命」の回で
旧来的な市民運動の人って
デモをする時にワンイシューじゃなくて、
「原発反対」っていうのをやるんだったら
「憲法九条」のこともやっとこかって
な:盛り込む感じね。
隈:うん。
そういうのを「せっかくだからデモ」っていうふうに
表現されていましたけど
結構それに近いことがあって
(ほんとに近い感覚かは僕の勝手な想像ですけど)
な:なんか、年齢的なこともあるかもしれないですよね。
こういうことを書きたがるのは。
隈:これは「せっかくだから貼紙」っていうふうに
言ってもいいのかなって思いますね。
な:なんかあとは、ちょうどタイムリーだったんじゃないですか。
怒っているときに。
セールスが着たのかもしれないし。
隈:自転車も置かれるわ、セールスも来るわっていう。
な:ふざけるんじゃないわよって。
あ、でも
これ字的に男の人っぽいかな。
隈:ぽいですね。
ちょっとその辺は微妙ですけど。
あの・・・
だからこれを見つけたときはテンションがあがってしまって。
な:でもほんと絶対相容れないでしょうね。
隈:嫌いだなーと思って。
な:「当方の意ままに処分します」っていうこの上から感ね。
隈:「の」が抜けてるんですね。
(名手は)「てにをは」も間違えますよね。
な:書き足してるんですかね。
隈:字が細いとこと太いとこがありますね。
(「当方へのセールスなどは」と「一切拒絶します」の間に
「固くお断り」を後から書き足しているように見えます。
「ご利用の件のみ対応中」も同様に)
な:そうですね。
隈:一枚に時間かけすぎましたね。
な:w
隈:次はちょっとなんかほのぼの系ですけど
弓道場があって
「矢が飛んできます!危険」
っていうので
な:あぶない・・
危ないけどこのスーパー感すごいな。
隈:なんかこれって何で作ったのかなっていう。
な:wardじゃないですか?
隈:wardでこんなことできるのかな。
矢の形にうまいこと切ってあったりするけど…
な:ああ、ちょっと高等っぽいね。
隈:でも、イラレじゃないんですよね。
な:え、フリーソフトなんですかね。
隈:なんか昔地元のミニコミ紙を作るっていうバイトをしていた時に、
Windowsで「編集長」っていう…
な:え、ダサい…
隈:InDsignの簡易版みたいな
日本製のソフトをつかってましたね。
あるんですよそういうあんまりプロが使わないようなやつが。
な:でも、ミニコミ界では有名なのかも…
隈:そうなんですかね。
なんか、おばちゃんとかが
そういうの作ろうってなった時に
どこからか知らないですけど
パソコンに詳しいおじさんとかっていうのが
出てくるんですよ。
その人が、いろいろ調べた結果
これは、安くて使いやすくて
一応やっていけるみたいだっていうことで
これにしたら?っていうので決まってたりとかね。
な:なるほど
なんか適当に調べて
実は違法ダウンロードしてたりする人もいますよね。
なんかフリーソフトと思って入れたんですけど…っていうのを
よく見たら、あんたそれ違法ダウンロードしてんでっていうのが…
隈:フフビのソフトやでっていうのがね…
昔は、アクティベーションとかなかったから…
あと、自転車とめる系で文章おかしいなと思うのは
「警告!
この場所は撤去して通報します」
っていう
あの…何が、って思ったんですよね。
これ、わかんないじゃないですか。
な:はい。
隈:でもこの目の前に自転車が置いてあったら
これが成立しちゃうんです。
な:たしかに。
隈:だからインスタレーションなのかなってw
な:なるほど…
…インスタレーション?
(違うやろ)
今なるほどって言ってしまった。
すごい無責任に。
「この場所は撤去して通報します」
ってなんなんやろうな。
隈:何をって思うんですけど
書いて無くて
でも目の前に自転車が置いてあって
そしたら意味が分かるんですよ。
だから、全部を言わない表現に見えるっていうか
(インスタレーションをひきずっている)
な:そうなん・・
文章としておかしいですよね。
隈:うん。おかしいおかしい。
な:これもあれですね。
怒りにまかせた系ですかね。
隈:これ3枚は貼ってありましたね。
な:こわー。
隈:目的語を抜く表現って
会話の中では普通に使われているので
この貼紙もある種しゃべり言葉のように
書かれたものなのではないか。
な:これこそ女の人なんじゃないのかって。
頭の中で、主語とかあるんだけど
自分の頭の中で思いついたことをばーって
しゃべるから
結局何が言いたかったん?
ていうか何のこと言ってんの?
っていう、のをね女の人はよくやりますよね。
ちなみに…
隈:なんですか?
な:さっきの「編集長っていうの筆まめシリーズなんですってよ。
みんなが年賀状つくるやつ。
隈:なんかそんなことだったと思います。
それのシリーズの編集長なんだ。
な:編集長おもしろそー。
隈:編集長ね…
案外使い勝手は悪くないっていうか。
どんだけ画像貼っても、動作が重たくならないところとか。
な:体験版今度入れてみようかな。
なんかねえ。
長尺にも対応
学校新聞、社内報から
店舗のPOPや小冊子もOKって書いてあります。
隈:使用感でいうと、
けっこう画像入れたりページ数増やしたりしても
案外重たくならないし
すごいカスペックのWindows2000とかつかってても
普通にさくさく動くっていう。
だけど厳密なことはできなんですよね。
な:なるほどね。
隈:今ちょっと画像を見渡してみたところ
そこそこ並び順になってるんですけど
けっこう前後しているので、
Ustはこの今の並びでやって
あとからテキスト版でまとめる・・っていう感じでやります。
(この発言は、この時の気まぐれで
実際のテキスト版は配信時と同じ並びになっています。
な:はい。
隈:次に出てきたのは
こういう多重貼紙なんですけど
というか…
これは、いっぱい書いてありますけど
全部同じことが書いてあります。実は。
な:同じこと?
隈:読んでいくと
「部外者は駐車禁止 警察に通報します。」
「バイク・自転車シールの貼っていない物は警察に通報します。」
外側に貼って、内側にも貼ってある。
隈:「自転車バイクを置いている方、入居者の方は
シールを取りに来てください
その他は警察に通報します。」
なんかねいろいろ見ていくと言葉遣いが
徐々に変わっていってるんですよね。
最初は
「シールを取りに来てください→警察に通報します」
という順番だったのが
「警察に通報します→シールを取りに来てください」
に変わっていって
最後のほうになると
短くなっていて
「部外者は駐車禁止。警察に通報します。」
っていう2行になっています。
字も汚くなっているし。
な:いいかげん言うこときかんやつばっかりやっていうこと
なんじゃないですかね。
隈:しかも全部残してあって
なんかふつうは、今までの例を見ていくと
一回書いたけど放置してしまうっていうのが多かったですが
ここの人は、何枚も書いてる。手書きで、
しかも、面白いのは(ガラス窓の)裏側にもあって
最初はそこから始まったのかもしれないですね。
な:そうですね。
隈:ガラス越しに安全なところから
注意していた。
な:うんうん。まだ、「ガレージ空きあります」とかっていう
余裕がありますからね。抱き合わせで。
隈:それがどんどん表に出てきて、
書く順番なんかも変わってきて
2センテンスになってしまう。
な:ねちっこそうですよね。
隈:ちなみに、このパターンは
もう一方いらっしゃるんですよ。
この界隈に。
な:もう一方。
隈:あっちのほうがすごかったですね。
これは、一枚の平面上で完結しているんですけど
もう一方は空間を使って表現されているんです。
な:なるほど。
隈:同時に紹介できるとよかったんですが
前後しているもので…
さっきのライオンシリーズですけど、
ライオンはこの界隈に2匹…や、2頭いて
こっちは子供をびっくりさせてるんですね。
な:なるほど、なんか危機感がないではない感じですね。
隈:なんでしょうね。これは、
な:あんま怖くないですよね。
かわいいですよね。
隈:子供向けなのかな…
な:「犬の糞をさせないでください」っていうのも
貼ってありますね。
隈:おざなりな感じですね。
基本的に一回貼ったら放置されてしまうので
貼紙とかで、人は言うことを聞かないから
だんだんどうでもよくなってくるんですよ。
な:ひどい…
隈:次は、安全坊やですね。
な:坊やじゃないし。
隈:安全少女。
な:w
隈:これはさっき話していたように
飛び出し坊やっていのは、もともと
車に乗っている人にたいして
ここは子供が飛び出しますから
気を付けてくださいっていうものだったのが、
子供がそもそも飛び出すなっていうふうに
転化していったんですよね。
飛び出し坊やっていうは。
そうやって安全坊やになっていったっていう経緯が
おそらくあると思いますけど、
なんかこれは
さっきのと意味合いが違ってきてしまっているんですね。
似ているけど。
な:目ががちゃがちゃしている。
なんか胸のところに張ってありますね。
隈:これは、子供110番的な
わんわん通報隊っていう
時々家の玄関なんかに貼ってあるんですよ。
な:へえ。京都ではそういうのがあるんだ。
隈:五条警察がやってるみたいです。
な:靴下に穴が開いてる感じですね。
隈:ええっ 靴がやぶれてるんじゃないですか?
な:べろんと。
けっこういいとこの子かもしれないですね。
カッターシャツ着てるし
隈:ああ
でも目の位置ずれてますね。
な:がちゃ目なんですよね。
隈:あれですね…せっかく構成したのにばらけてしまっていて
これを(そのまま)やるのが忍びないわ…
な:意外とでも おもしろいからいいんじゃないですかね。
楽しくなってきていますよ。
隈:ほんとですか。
次に何が出るのかわからない的な?
な:そうそう。
隈:じゃあまあそういうノリで。
な:はい。
(part3に続きます)