2014/06/27

仮設的に、修復する 美術


【会場の模様はこちら

今回、左京区一乗寺に新しくオープンするASAIRというスペースの
最初の展覧会として、熊野陽平名義で個展を開催する事になりました。

タイトル:《仮設的に、修復する 美術》
場所  :ASAIR
     〒606-8184
     京都市左京区一乗寺払殿町12-20 AIR102
     叡山電鉄「一乗寺」徒歩2分
日時  :2014年7月21日(月)~27日(日)【会期は終了しました】
     12:00~19:00
     (木金のみ18:00~20:00)
     (開催期間中は作家が常時在廊)



                               

科学技術の進歩とともに、私たちの生活は“便利”になってきている
ということは、同時に
個人がやっていた色々な物事が外部化されて
個々の生きる力が弱っちゃってるようなイメージを生み出していて、
そういう分業化された状況では
なんらかの技能に自分を特化させることで
自分がまるで“成長する”ような虚構のイメージに身を委ねる
というようなことが、まま行われていると思うのですが

人が生き物として子供から大人に成長するというのならまだしも
私たちは、成長という言葉を
日常的にきわめて隠喩的に使い過ぎているような気がします。
人は、科学技術がリニアに進歩するかのように“成長する”わけではなく
あらゆる日々のイレギュラーな出来事に“対応”しているのだと思います。

進歩や成長や完成や至高のような概念が通用する
“始まりと終わりがある物語”ではない語り口が
美術には可能なのだと思っています。

とりわけ今回の展示では、
「技能的ではない行為によって対応する」という切り口で制作された
インスタレーション・映像・写真で展示を構成しています。